日本全国の方が、ここ数年で障害について「テレビやSNSで見ることが多くなってきた」など感じることが多くなってきたなって思うことがあるのではないでしょうか。
その影響もあり、障害者に対しての差別も減ってきましたね。しかし、まだまだ障害について知られていないことが多くあると思います。
そもそも障害者の「障害」ってなに。障害特徴ってどのようなものなの?
上記の悩みは、だれでも感じることがあると思います。今回は、『障害について』『どのような障害がある』についてまとめています。
障害ってなに?
結論から言います。障害には色々あります。そして一人ひとりの障害名・状態は全く違います。
普段何気なく使っている「障害」という言葉。皆様のどのようなイメージをお持ちでしょうか。
「障害」というと大変そうだな。可哀想だな。と思っている方たちが多いと思います。
しかし、これは障害者本人が「障害を持っている」というわけではありません。周りの環境が「障害になっている状態」です。つまり、障害とは「人ではなく、環境の外側にある」ということなのです。
どのような障害があるの?
障害は大きく三つに分かれており、精神障害者、知的障害者、身体障害者です。それぞれの障害者数は以下の通りとなってます。
日常生活で障害者と関りが少ないと感じていると思いますが、身近に障害者として生活している方は多くいます。
精神障害者とは?
精神障害とは、精神疾患のため精神機能の障害が生じ、日常生活や社会参加に困難をきたしている状態のことをいいます。病状が深刻になると、判断能力や行動のコントロールが著しく低下することがあります。正しい知識が十分に普及していないこともあり、精神疾患というだけで誤解や偏見、差別の対象となりやすく、社会参加が妨げられがちです。
どのような病気なの?
精神疾患には「統合失調症」「神経症性障害」「うつ病」「アルコール依存症」など様々な疾患があります。これらの様々な疾患には「脳の働き方」によって変わってきます。
困難に直面したり、それまでの脳やこころの働きで処理できない課題に直面すると、これまで正常に働いていた脳や心がうまく処理できなくなります。すると、脳や心に「疲労感」や「不安感」が生じます。
精神疾患とは、その「疲労感」や「不安感」によって生じたものです。
1人1人考え方や捉え方は大きく違ってきます。また、得意なこと苦手なことも違い、性格も違います。これと同じ、脳の働き方も違います。また、「疲労感」や「不安感」を感じる部位も違ってきます。その「疲労感」「不安感」と生活していくことによって、ある特定の精神疾患が発症すると考えられます。
「精神障害者」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」(以下、「精神保健福祉法」)第5条の中で、「統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう」と定義されています。ここでは、「精神疾患に罹患していること」をもって精神障害としています。
発達障害とは?
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。
どのような病気なの?
発達障害とは、生まれつきな特性です。
主に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。
知的障害者とは?
知的障害者とは、18歳までの起こった知的発達の遅れのために社会生活に適応する能力に制限がある状態のことです。大人になってから、自分が知的障害だとわかるケースも多く、仕事で困りを抱えている方も多くいます。
どのような病気なの?
発達期(幼少期から青年期)に生じ、読み書きや数学、論理的思考、知識や問題解決といった概念的領域、対人コミュニケーションや社会的判断、自己制御などの社会的領域、金銭管理や行動の管理などの実用的領域という、3つの領域における知的機能と適応機能の双方に明らかな制約が見られることで特徴づけられる障害です
知的障害の程度は、前述のとおり、概念的領域、社会的領域、実用的領域の3つの領域の状態によって、軽度・中等度・重度・最重度の4段階で特定されます。
身体障害者とは?
身体障害者とは?
身体障害者福祉法では、「別表に掲げる身体上の障害がある18歳以上の者であって、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう」と定義されています。
四肢(両手両足)に不自由があったり、聴覚や視覚に障害をあったりするなど、身体的機能に何らかの障害がある状態のことです。
どのような病気?
「視覚障害」「聴覚・平衡機能障害」「音声・言語・そしゃく機能障害」「肢体不自由」「内臓機能などの疾患による内部障害」の5種類に分類されています。
まとめ
障害って普段から何気なく使っているけど、そもそも障害ってなに?など多くの方が悩みを抱えていると思います。
別の記事にてそれぞれの病気の特徴や今後の支援方法の紹介もしていきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。